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2005年03月03日
第19号 ホントにやさしい?『弱酸性』の秘密
みなさん、こんにちは。
コスメプロデューサー・牛田専一郎です。
昨年の秋ごろでしょうか、
【化粧品は皮膚にしみこまない】
というお話をしたことがあります。
配信直後は、たくさんの反響をいただきました...。
化粧品の広告では、さかんに
「しみこむ」「浸透する」という表現を使っていますから、
ビックリされるのは当然のことだったかもしれません。
今日はその続きをお話したいと思っています。
でも、【しみこまない】なんて初耳!!
という方もいらっしゃいますよね。
というわけで、まずは簡単なおさらいからスタートしましょう。
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ホントにやさしい?『弱酸性』の秘密
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▼【しみこまない】ってどういうこと?
人間の身体は、臓器の集まりでできています。
みなさんの全身を覆う皮膚だって、れっきとした臓器のひとつ。
「体内を守る」という重要な役割を担っています。
紫外線、バイ菌、空中のチリ...。
私たちはさまざまな刺激に取り囲まれています。
しかし、身体の一番外側にある皮膚が
これらの侵入を防ぎ、私たちの身体を守ってくれているのです。
そして、皮膚にとっては、化粧品も「刺激」のひとつ。
化粧水だろうとも、美容液だろうとも、
皮膚は身体への侵入を許しません。
だから、冒頭でも申し上げたとおり、
【化粧品は皮膚にしみこまない】。
潤ったように見えるのは、皮膚の表面だけなのです。
「ここまでが、前回のお話でしたよね」
白木さん、そのとおり。よく覚えてましたね。
「かなりショッキングでしたから...。
でも、まだ続きがあったんですね」
そうなんです。
なんと、それほどにガードの固い皮膚でも、
通してしまうものがあったんですよ。
▼皮膚を通してしまうもの、それは...
以下の3つは、皮膚を透過します。
そして、人間の生命活動を阻害する働きをします。
・化学兵器
・ホルモン
・界面活性剤
このなかに、日常的に皮膚をおびやかしているものがあります。
白木さん、それは何でしょうか?
「界面活性剤ですね」
正解。多くの化粧品や洗剤に含まれていますよね。
では、界面活性剤がどんなものか、ご存知ですか?
通常、水と油は混ざりません。
「そんなの当たり前!」と思っていらっしゃる方も多いでしょう。
しかし、界面活性剤は、水と油を溶かす力を持っています。
それほどに強力なものなのです。
もちろん、生体によい影響を与えるわけがありません。
界面活性効果は、生体に障害をもたらす。
このことは、専門家の間では広く知られるところです。
では、一体どのようにお肌をおびやかしているのでしょうか?
まず、石鹸や洗顔フォーム。
これらには界面活性剤が含まれていますが、
洗浄力の強いものを除いては、
使用してもあまり問題はありません。
それは、すぐに洗い流してしまうから。
汚れと一緒に界面活性剤も落としてしまうため、
肌に滞在している時間はほんの少しです。
そのため、影響もごくわずかというわけなのです。
問題なのは、リキッドファンデーションや乳液。
これらにも界面活性剤が含まれていますが、
洗剤のようにすぐに洗い流すものではありません。
朝つけたら、夜までずっと肌に乗せたまま。
長い滞在時間のあいだに、界面活性剤は
皮膚の本来の機能に障害をあたえる可能性があります。
ファンデーションや乳液をたくさん使って、
いくら肌の表面をきれいにすることができたとしても、
その下にある「素」のお肌はどんどんカサついていく。
これがいわゆる「脱脂」と呼ばれる現象です。
だから、牛田は【何もつけない】というケアを
おすすめしているのです。
創刊当初から口酸っぱく、
●基本的に、お肌にとって最良のケアは「何もつけないこと」。
●お肌の調子が悪いときは、化粧水を少量だけ使いましょう。
●ファンデーションは、パウダータイプを使いましょう。
と繰り返し唱えているのも、このためなのです。
▼「弱酸性」がお肌にやさしくない理由
そして、もうひとつ。
最後に大切なお話があります。
洗剤の広告などで、
"弱酸性だから肌にやさしい"
という文句を見かけたり、聞いたりしたことがありませんか?
実は、あれは大きな間違いなのです。
本当は、酸性でも、アルカリ性でも、
お肌への影響に大差はありません。
洗剤には界面活性剤が含まれていますよね。
この時点で、すでに
"お肌にやさしい"とは言えなくなっているのです。
界面活性剤が入っているけれども、
すぐに洗い流すから、なんとか問題なく使うことができている。
洗剤とは、そういうものなのです。
その成分からして、そもそもお肌にやさしいはずがないのです。
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